漆喰には様々な機能があり、お部屋を心地良い快適な空間にしてくれます。そして、お部屋の印象もグッと明るくなる明光性も持っているのが漆喰です。壁紙に比べ高級感あるお部屋にアレンジすることも可能です。
漆喰DIYが手軽に簡単に出来るようになったことからご自身でチャレンジする方も多くなってきています。
実際に漆喰DIYを検討する際、エアコンやコンセント周りなどの障害物はどう塗ればいいの?また、その場合、上手く塗るのは難しいのかな?と思われる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
また、大変そうだけど天井も漆喰で仕上げたい!という方もいらっしゃるでしょう。これらの、一見「難しそう」「大変そう」と思い込みがちな場所も「やり方」や「コツ」を押さえておけば漆喰塗りはとてもスムーズに行うことができます。
漆喰DIYをする際に「ココを塗るのは大変そう」という箇所をピックアップし、塗り方のコツをご紹介していきます。
天井を塗るメリット
漆喰を天井に塗ると剥がれ落ちてくるのでは?と不安になったり、上向き作業で疲れそう、大変そうと感じている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
天井を塗ることでよりお部屋の雰囲気に一体感が出ます。漆喰の心地良さ、快適な空間に包まれる自然素材ならではの優しい感覚を与えてくれるはずです。よりリラックスできるお部屋にしてくれるでしょう。
しっかりと準備をすることで不安や面倒さを軽減できます。
天井を塗ろう!
①天井を塗れるか確認しましょう
②準備するもの
手が届きにくい天井の作業効率や仕上がりを良くする為、必要な道具や準備が大切です。
1.【脚立】
天板(頂上部分)に立っての作業は危険ですので、作業状況に合った高さの脚立を用意しましょう。脚立に乗っての作業は安全面に十分注意して行いましょう。
2.【汚れても良い服装】
天井に塗った漆喰が落ちてくる可能性があります。汚れても良い、動きやすい服装で作業をしましょう。
3.【ゴム手袋・保護メガネ】
乾燥前の漆喰は「強アルカリ性」の為、素手で触ると手が荒れてしまいます。必ずゴム手袋を着用し、作業を行って下さい。また、目に入ってしまうと失明の危険性がある為、必ず保護メガネも着用しましょう。
4.【ビニールシート、新聞紙など】
塗り作業中にこて板からこぼれ落ち、床を汚してしまう可能性もあります。直ぐに雑巾などで拭き取れば大丈夫ですが、何回も脚立の登り降りをすると大変であり、危険を招いてしまう可能性もあります。しっかりとした床の養生を心がけましょう。※床が滑らないよう注意しましょう。
5.【マスカー】
テープにビニールが折り畳んで付いています。テープに沿ってビニールが広範囲に広がる養生テープです。天井面の端に沿ってマスカーを貼ることで壁面を汚れから守ってくれる優れものです。
6.【マスキングテープ】
壁面を塗る場合と同じく、天井の周りに貼りましょう。幅の広さを選べるので、施工場所に合わせてマスキングテープを選び養生をしましょう。
③塗り方
1回目は全体を薄く(下地がうっすらと見える程度の厚さ)塗ります。触っても手に付着しない程度に乾燥後(1時間から2時間後)、2回目を塗って完成です。
動かせないエアコン部分の塗り方
塗りたい壁にエアコンが設置してあり、どうやって塗れば良いか困ってしまうものです。
こちらはマスカーを使用してエアコンを覆い、養生テープでビニール部分を貼り付ければエアコンを汚す心配もありません。
①準備するもの
1.【脚立】
2.【汚れても良い服装】
3.【ゴム手袋・保護メガネ】
4.【ビニールシート、新聞紙など】
5.【マスカー】
6.【養生テープ】
②塗り方
コテで塗れる箇所はそのまま2回塗りをしましょう。エアコンと壁の隙間やエアコンの上部の壁などコテではなかなか塗れない箇所は、手で塗りましょう。細かい部分は手で塗ると簡単に塗ることができます。
コンセント部分の塗り方
①準備するもの
1.【マスキングテープ】または【養生テープ】
②塗り方
マスキングテープ、養生テープを使用し、コンセントの穴を塞(ふさ)ぎます。
コンセントカバーを外し、カバーで隠れている部分にも漆喰を塗ります。乾いた後にカバーを付ければきれいに完成です。