自宅をより快適に暮らせる空間にするために、リフォームの一環としてエクステリア外構工事を検討しているという人もいるのではないでしょうか。
ここでは、エクステリア外構工事でスロープを設置する方法やそのメリットについてお伝えしてゆきます。
どのような場所に、どのようなデザインのスロープを設置すれば良いかを考えるうえでのヒントになれば幸いです。
エクステリア外構工事でスロープを取り付ける外観上のメリット
スロープはエクステリアに必須ではないものの、スロープが付いている方が、住まいの高級感や落ち着きを巧みに演出しやすくなります。
外構工事によるスロープの施工は、住まいの第一印象にも影響を与えるエクステリアに、上質感をプラスしたいときに適した方法のひとつと言えるでしょう。
手すりのデザインや材質にこだわったり、スロープまわりのスペースにレンガやタイルなどを使った装飾を加えたりすると、さらにおしゃれでスタイリッシュな雰囲気になります。
スロープの施工に伴って、庭を含めた全体的なデザインを見直してみるのもおすすめです。
アプローチと玄関、そして庭との一体感を覚える空間づくりをすれば、より開放感のある心地良い空気感を生み出せます。
エクステリア外構工事でスロープを取り付ける機能的なメリット
アプローチから玄関まわりに至る場所にスロープを設置する機能面でのメリットとしては、車いすやベビーカーでの移動がしやすくなるという点が挙げられます。
バリアフリーを意識して設計していない場合は、玄関まわりに段差があるという住まいが多いことでしょう。
年齢を重ねるにつれて体力が衰えてくると、ほんの数段の段差でも、上り下りするのが大きな負担になることもあります。
健康的で身体を動かせる状態では問題なく暮らせる家であっても、健康面に不安を抱えるようになると不自由さを感じる可能性があると認識し、バリアフリーの概念を取り入れて、外構工事の際にスロープの設置を検討してみてはいかがでしょうか。
スロープ伝いに手すりを設置すれば、多少足腰が弱っていても自立して移動しやすくなり、外出を億劫に感じずに済みます。
エクステリア外構工事でスロープを取り付ける際の注意点
外構工事におけるスロープの施工は、デザイン面や機能面で多様なメリットがある一方で、多少のデメリットがあるのも事実です。
施工の際には、そういったデメリットも知っておいたうえで、慎重に検討を重ねるようにしてください。
安全に移動しやすい緩やかな勾配のスロープを付けるには、ある程度の敷地面積を要するものです。
これまでにスロープのなかったエクステリアに新たに手すりを取り入れようとすると、アプローチや玄関が窮屈な印象になってしまう可能性もあります。
既存の階段を解体撤去して、スロープに替えるといった方法であれば、比較的スペースを圧迫しにくいものです。
また、折り返し式のスロープを導入すれば、狭い面積でも勾配の緩やかな安全性の高いスロープを設置しやすくなります。
外構エクステリアデザインの3Dシミュレーションを活用して施工後のイメージを把握したり、施工会社の担当者の意見も取り入れたりしながら、適切なスロープのあり方をしっかり考えて、快適で満足のできるエクステリアリフォームにしてください。
まとめ
エクステリア外構工事でスロープを施工すると、住まいの外観に高級感をプラスでき、よりスタイリッシュな雰囲気を演出しやすくなります。
また、手すりがあることで、アプローチから玄関の移動がしやすくなり、住まいのバリアフリー化を促進できるのも大きなメリットです。
ある程度の敷地面積が必要となるため、空間に圧迫感を与えないよう工夫して設置するようにしましょう。