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外構工事で建てることができる門柱。その役割や種類を解説

外構工事では、庭先に門柱を建てるという選択肢もあります。

けれど何のために門柱を建てるのかがわからない、どんな風に門柱を建てれば良いのか迷ってしまうという人もいるでしょう。

 

そんな人に向けて、門柱の役割やバリエーションなどについて説明します。

 

門柱の役割は数多くある

外構工事で建てられる門柱は、庭先に置く柱状の建造物です。何かを支える柱ではなく、単体のエクステリア設備として機能します。門柱の役割は複数あり、一つは庭と外の境界線作りです。外構工事でオープンタイプの庭にする場合、庭と外を区切るのが難しいです。

 

そこで表札が付いている門柱を建てれば、門柱から奥が玄関アプローチだとはっきりわかりやすくなります。フェンスで囲ってしまったり、門扉で閉じるようなことがないので、開放感が損なわれることはないです。

 

そして色々な設備を付け足すことで、境界以外の使い方も可能になります。門柱で付けられることが多いのは、ポストやインターホンです。郵便配達などの家に来る人が、わざわざ玄関先まで足を運ぶ必要がなくなります。

 

その他にも、庭仕事に役立つ水道やコンセントを、外構工事で門柱に付け加えることもできます。さらに外構工事で配線を繋げば、門柱に照明を備え付けられます。常時照らし続けたり、センサーで人が来た時に光るようにすれば、防犯性を高められるでしょう。

 

また門柱には、建物や庭を含めた全体の見た目を良くするという働きもあります。オープンタイプの庭で何の設備もなければ、開放的になるでしょうが、寂しい見た目になってしまうかもしれません。

 

そこで開放感を邪魔しない程度の門柱を建てれば、寂しい見た目になるのを防げます。夜間も同様で、部屋の中や玄関だけでなく、門柱の照明も付ければ、全体を明るくできます。

 

門柱には色々な種類がある

外構工事で門柱を建てる際には、色々な素材を使うことができます。オーソドックスなのはコンクリートで、シンプルなブロックの積み重ねや、模様が付いているデザインなどがあります。

 

コンクリートはコストも安いので、低価格の外構工事で門柱を建てることもできます。そして表面にタイルを貼り付けるタイプも定番で、雨や風、紫外線に強い門柱に仕上げられます。タイルは、色や形などバリエーションが豊富です。

 

なのでおしゃれな見た目や高級感のある見た目にもできます。そのほかには、職人がモルタルを手作業で塗っていく、左官仕上げの門柱もあります。耐久性よりも見た目を優先するのであれば、木材を使用するのも良いでしょう。

 

レイアウトや使い道はさまざま

門柱の施工デザインは、細長いものでなければならないというルールはありません。ちょっとしたフェンスのように、横に長いレイアウトにもできます。横長のデザインであれば、目隠しとしても使えます。

 

そのため、家の前を通る人に見られたくないところを隠す目的で、門柱を置くというのも良いでしょう。
そしてまとめて外構工事をする場合、ほかのエクステリアと組み合わせたデザインにもできます。

 

ウッドデッキやテラスの延長線上に、門柱があるレイアウトは定番です。木製の門柱にすれば、全体的な統一感が出ます。

 

また外構工事でカーポートを建てる場合、それに沿う形になっているデザインも選ばれやすいです。その場合は門柱の水道を洗車に使ったり、電源をEV車の充電に使うということもできます。

 

まとめ

外構工事では、門柱を建てなくても問題はないです。けれど、庭のタイプによっては、門柱があった方が全体の見た目が良くなったり、便利に使えるかもしれません。最初から門柱が必要ないと決めつけてしまうのはやめて、門柱の魅力を知るところから始めてみてください。