駐車場やエクステリアで使用されることも多い土間コンクリートは耐久性が高いと言われ、
外構工事で駐車場をコンクリートにする方も多くいます。
しかし、ひび割れが起こった、などという声も聞いたことがあるのではないでしょうか。
そこで、土間コンクリートの耐用年数についてご紹介します。
土間コンクリートはアスファルトよりも頑丈
土間コンクリートの法的耐用年数は約15年程です。
アスファルトの法的耐用年数は約10年程とされていることからアスファルトよりも頑丈であることが分かります。
法的耐用年数は約15年程ですが、実際はコンクリート舗装の道路は耐用年数約20年程と言われており、
場合によっては約30年程度保つ場合もあります。
つまり、駐車場を土間コンクリートにすることでアスファルトよりも耐久性が高いカースペースを実現できます。
耐久性が高いだけでなく、モダンな雰囲気に仕上がることも特徴の1つです。
とはいえ、モダンで冷たい印象ばかりにはなりません。
塀などの外構をナチュラルな雰囲気にしたり、周囲を植栽により緑化することで、
建物の雰囲気を損なわない駐車場をつくることが可能ですので、無機質なイメージにはなりません。
むしろモダンで、雑草や虫の発生を防げるようになり庭のお手入れが楽になりますので、
外構工事で土間コンクリートにリフォームする家も増えています。
メンテナンスをしっかりと行うことで長く保つことができる
コンクリートはワイヤーメッシュというような金属を入れて舗装するため、耐久性が高いのが特徴です。
しかし、きれいな状態で長持ちさせるためには日々のお手入れと掃除が大切になってきます。
コンクリートにダメージを与えるのは主に水たまりと紫外線です。
水はけが悪いとコンクリートの劣化につながることがあります。
また、紫外線は駐車場に屋根がない場合は日々強い紫外線を浴び続けることになり、
コンクリートが膨張してがひび割れを起こすことがあります。
日常的な掃除はデッキブラシを使ってコンクリートをこすりますが、
その際、酸性の洗剤は表面を傷める原因となりますので、酸性以外の洗剤で洗うようにします。
コンクリートは水が溜まって湿気が多い状態になっていると
苔が生えて劣化の原因を作ってしまうのでブラシでの掃除はこまめに行うようにしましょう。
水たまりは苔以外にもコンクリートにとって良くないので
土間コンクリート施工時には水勾配を2~3%つけて水はけのよい状態にしておくことが大切です。
地盤が悪いとひび割れを起こすことがある
土間コンクリートは耐久性が高いですが、ひび割れを起こすことがあります。
ひび割れはヘアークラックと呼ばれるごく細いひび割れから、見た目ですぐわかるような大きなひび割れまでさまざまです。
施工時のコンクリートの温度と外気温の温度差が大きいとひび割れを起こすこともありますが、
大きなひび割れは多くの場合、地盤が原因のひび割れです。
そのため、基礎地盤の砕石転圧をしっかり行い、ワイヤーメッシュを入れることでひび割れを抑えることができます。
もともとの土地の地盤が悪いとどうしてもひび割れの原因となりますので、
施行会社に現地調査してもらうようにしましょう。
外構工事で土間コンクリートにすることで快適で頑丈な駐車スペースに
外構工事で土間コンクリートにした場合の耐用年数と長持ちさせるためのお手入れについてご紹介しました。
土間コンクリートは美観も良くアスファルトよりも耐久性が高いため、
駐車場の設備上の機能性も高いという特徴を持っています。植栽で緑化することで無機質な印象にはなりませんので、
希望のイメージを施行会社に伝えて外構工事のデザインをしてもらうと良いでしょう。