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【工法も様々にある防食コンクリート塗装の必要性を考えよう】

 

■コンクリートの構造物のウリ

鉄筋コンクリートというのはビル、マンション、一戸建て住宅にも用いられていますが、構造としては、

木材よりも耐震性の高い構造になります。近年では、地震による倒壊や半壊などの耐震性能の弱さが話題ですが、

基礎と躯体が1体(モノコック)になっている箱型の建物として建築されています。

鉄筋コンクリートによる建物は若い世代からも人気です。

コンクリート打ちっぱなしのマンションはデザイナーズとして売り出されており、重量のある構造で評価されていますし、

揺れも少なく、耐震性では木造建築よりも勝っています。また、コンクリートの性質上、遮音や防音対策にも打ってつけで、

重い素材である分だけ、騒音をシャットアウトしてくれます。ビルやマンションなら、

天井や床までコンクリート構造であるので、室内の音漏れがせず、

ペット可・楽器演奏可という住まい方までが可能になります。

また、先にあげたように耐震性能のみならず、耐久性も高めです。鉄筋コンクリートというだけに、

圧縮力に強いコンクリートが使われています。さらに、引張力に強い鉄筋を組み合わせることで強固なものにします。

また、木造建築物にとってデメリットになるシロアリの被害も出ないのはメリットでしょう。

 

■コンクリートの難点

コンクリートはその熱伝導率の高さがウリなのですが、外気の温度変化の影響をモロに受けてしまいがち、

さらにカビが発生しやすいのが難点です。コンクリートは吸水性が高いので、どうしても表から水分を吸水したら、

そのまま貯め込んでしまいます。水が腐ることになれば、カビのみならず、ニオイも発生しやすくなります。

コケが生えたりすれば見栄えも悪くなるでしょう。特に、換気システムが作動していない場合には、

空気もこもりがちになります。換気や除湿対策ができないことで腐食してしまう可能性も少なからずあります。

また、コンクリートの性質上、汚れも吸着しやすくなります。

特に外壁に採用するケースもありますが、コーティング処理を施すなど、工事が必要になるでしょう。

 

■防食について

コンクリートの腐食もありますし、耐久性が高いとはいえ、工法や技術、環境次第で劣化を早めることもあります。

これらを抑制する技術として、専門事業者による耐食性材料を用いたコンクリート防食工事が行えます。

これは、建物の表面を被覆処理する方法になります。簡単にいえば、防食塗装を施すといった内容です。

そのためには、まず、下地処理を行います。防食塗装といってもすぐ塗料を塗布するワケではなく、

素地調整が優先的に行われます。後から塗る下塗や仕上材がしっかり密着する重要な行程です。

防食被覆工とよばれるのですが、素地調整が終わったら、躯体を養生していきます。

これによって、いわゆる腐食しやすい環境からシールドを張る内容です。耐久的な保護の役割になります。

また、防食のなかには重防食という塗装技術もありますが、これも腐食やサビを防ぐ目的の工法です。

ちなみに、防食は建物だけに留まらず、橋やトンネル、道路などの構造物にも施されます。

雨や風にさらされる環境下にある構造物、20年、40年と長く使うためには防食塗装は必要になります。

特に、この工事が重要視されているのは下水道施設です。

汚泥、汚水から発生する毒ガスによってコンクリートの経年劣化が加速するため、

劣化している箇所を取り除き、修復、防食剤を塗布する流れになります。

 

コンクリート造は丈夫であるものの、メンテナンスが欠かせないものです。

技術が進歩したとしても耐久性は永久ではないので、それなりの工事が必要になります。

愛知県の左官・防食工事・外構工事は早川技建にお任せ下さい。


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2021/10/22

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