早川技建

住宅のバランスを考えよう〜門柱外構工事のポイント〜

 

敷地と道路の境となる門柱は、プライベートエリアを作る大切な存在です。
門を支えるイメージの強い門柱ですが、門を設けずに開放感を重視する方法もあります。
門を作らないパターンは門柱がより目立つので、外構工事の際は住宅をより引き立てるようなデザインが重要となるでしょう。
また、機能もプラスされると、より役立てられます。

 

1.デザインが決め手

門柱を選ぶポイントは、デザインと素材、機能性です。中でもデザインは建物のイメージが決まるので、外構工事のときは外せない条件になります。
門柱の形状を分類すると、ウォールタイプ、四角、丸に分けられます。

 
ウォールタイプは、フェンスにつながる壁状の門柱です。オーソドックスでさまざまな建物、環境にしっくり馴染むので、迷ったときはウォールタイプを選ぶと良いでしょう。

 
四角柱はスクエア状の柱になります。スリムでスッキリとしているのが特徴です。

 
丸柱は円形の柱で、ソフトでかわいらしい印象を与えます。
ウッドデッキやアプローチなどお庭、カーポートなどのカラーやデザインに合ったデザインも、外構工事の決め手になります。

 
住宅のイメージが悪くならないように、トータルのバランスを考えて設計しましょう。

 

2.素材選び

素材も門柱選びの要です。
オーソドックスなタイプだと木製、レンガ、コンクリート、タイルがあります。

 
シンプルで温かみのある木材は、どのような建物にもマッチし、自然に溶け込みます。また、オシャレでナチュラルな印象に仕上がるのも木製タイプの魅力です。

 
レンガは、レトロで重厚感があります。
形状は素材をそのまま使った角ばったタイプはモダンでカジュアルな印象です。
あえて角が丸くなっているタイプは、こなれた印象を与えます。それぞれに個性があり、仕上がりの表情がガラリと変わるのが醍醐味です。

 
コンクリートは、無機質でクールなイメージがあります。モダンでスッキリとしたデザインは、住宅のイメージアップになるでしょう。
外構工事の費用は少し高くなりますが、お手入れが楽なので、管理に手間をかけたくない人におすすめです。

 
タイルタイプは、バリエーション豊富なデザインが利点です。形状だけでなくカラーも豊富なので、選ぶ楽しみがあります。タイルタイプも、比較的メンテナンスが楽です。お手入れに手間をかけたくない…そのような人に適しています。

 
後悔しないために、外構工事の際、費用とメンテナンスのバランスを考慮しておくのが良いでしょう。

 

3.外構工事は機能も大切

ひと昔前の門柱の機能というとポストとインターホンでしたが、最近は便利な付加価値がつけられています。

 
1つが充電のための機能です。電気自動車が増えた影響で、駐車スペースで門柱に手軽に充電できるようなシステムが備わっています。

 
また、自宅に不在の場合でも宅配を受けられるように、専門の宅配ボックスが設置されているタイプもあります。宅配ボックスさえあれば、不在だった場合に配達員に何度も足を運んでもらう必要もありません。お互いのために役立てられます。

 
外構工事を成功させるためには、見積もりが肝心です。
信頼できる業者なら、1社ですぐに決まるのも悪くありませんが、信頼できる業者を比較し、それぞれで見積もりをしてもらいましょう。
見積もりをし、より細かい内訳を知ることで、各業者との相性が見えてきます。
相性の良い業者を選べば、その後のアフターフォローやメンテナンスもスムーズになるでしょう。

 

まとめ

門柱の外構工事は、デザインと素材、機能が決め手です。
それぞれの特徴を知り、住宅のバランスを考えて選定しましょう。
また、見積もりも肝心です。信頼できる業者を複数選び比較しましょう。好相性の業者を選べば外構工事がスムーズに進められます。