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防食工事は必要!コンクリート構造物のデメリットを技術で解決

 

適切な防食工事を施すことにより、コンクリートの劣化であったり腐食を防ぐこともできます。それによって、コンクリート構造物や施設の耐久性が維持され、深刻なダメージを受けずに済みます。

 

今回は、コンクリート防食に関してご紹介していきます。

 

1.問題について

コンクリートの防食工事については、雨風による劣化、施設によっては排水による腐食を防ぐ意味で工事を行います。

 

コンクリートにも耐久性はあるのですが、素材には耐用年数もあるので、それが切れてしまうと、コンクリートの強度も低下してしまいます。剥落、鉄筋がむき出しになったりと、さまざまな問題が生じてきます。

 

放置してしまうと、規模も大きくなり、修繕工事費用もかさんでしまいます。

 

2.原因について

コンクリートの防食工事を必要にする劣化や腐食の原因については、構造物や施設によって異なります。

 

例えば、外壁塗装によって美観を保つはずの素材ですが、使用されている施設などには下水処理場(貯水槽を含む)、薬品工場、食品工場といった施設です。

 

代表的な原因にはpHの低下をはじめ、塩害、凍害、コンクリートの体積の膨張もあるでしょう。化学工場を例にしてみると、排出される廃液、硫酸還元菌などによる腐食です。

 

3.コンクリート塗装について

コンクリートに塗料を塗ることをコンクリート塗装といいます。防食工事になると、美観の意味も含めて、環境遮断性の高い樹脂(防食皮膜)をコンクリートに塗装をします。

 

先に説明した環境原因を断つようにコンクリートをガードさせる技術です。工法については、専門業者が最も得意にする工法が用いられます。樹脂ライニング工法で解決できることもありますが、耐食樹脂を使用するにしても最適な工法との組み合わせを提案します。

 

コンクリート設備の保護には専門的技術が必要です。

 

4.コンクリートについて

ここでコンクリートについて特徴をご紹介しておきます。頑丈な造りでもあるコンクリートは、セメント、砂利、水を混ぜて固められる材料です。

 

しかし、コンクリート構造物には隙間が多く、その隙間を水やガスなどが出入りします。

 

コンクリートは圧縮に強い素材ですが、引っ張られる力に弱い素材です。コンクリート構造物には鉄筋が組み合わさっています。しかし、pHが低下することによりコンクリートの中に入る鉄筋が錆びてしまいます。

 

サビによって膨張し、コンクリートが引っ張られてしまいます。これにより、頑丈なはずの素材でも割れやヒビが入りやすくなります。コンクリート構造物の劣化を早めないためには、隙間に入る液体、ガスを断つ防食工事が必要になるワケです。

 

5.樹脂(KS)ライニング工法について

コンクリートの防食工事について、さまざまな工法を組み合わせることになります。中でも、樹脂ライニング工法が一般的な技術になります。

 

用いる材料については、特定の化学物質障害予防という規定に則った人体に影響のでないものです。(ノンスチレンビニルエステル樹脂)

 

多くの化学工場などでは、経年劣化によって硫化水素ガスが発生、それらがコンクリートを腐食させてしまいます。この樹脂(KS)ライニング工法なら環境汚染物質の拡散を防止することも可能です。コンクリート構造物が長期的に維持できる工法にもなります。

 

工事については、劣化しているコンクリートを除去することから始まります。断面を修復し、耐久性のある素地を形成させるように、欠損している部分を処理します。そのあとは、素地を調整します。塗装をするためにも必要不可欠な作業です。

 

防食工事は環境や人にとっても重要視すべき作業です。安心安全に工場や施設が稼働するためにも、しっかりメンテナンスをしましょう。

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2023/04/21

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