外構工事は、家屋の外の工事をいいます。

しかし、具体的にどのような工事を指すのかわからない方も多いのではないでしょうか。

今回、外構工事とはどんなものかを紹介し解説していきます。

改めて知りたい外構工事

外構工事は具体的に家の周囲の囲い、車の駐車エリア、庭、そしてウッドデッキなどを指します。

エクステリア工事と言われる工事で

建物（家屋）以外の工事すべてを言うといっても過言ではありません。

まず、家の周囲の囲いは、塀やフェンスといった工事です。

地域によりますが、基本的に家と家の間には、境界を示す塀やフェンスが必要です。

また、門扉や門柱などを設置といったものを作るのも外構工事といえます。

車の駐車エリアは駐車場やカーポートを指します。

車を駐車するためのアスファルトの敷設やコンクリートの敷設などを行ったり、

雪雨をしのぐための屋根となるカーポートの設置も行う工事です。

庭に関しては非常に多彩な工事を指します。

作庭のようにこだわりにこだわった庭から、木一本を植えるだけのもの、

芝生を敷き詰めるといったものも外構工事です。

こちらは専門の造園業者なども関わる工事になります。

造園業者も伝統的な庭園を得意とする造園業者や

近現代的な植栽を得意とする造園業者まで様々なので、

業者選びにこだわるのもポイントといえるでしょう。

ウッドデッキも実は外構工事です。

建設業者は基本的にウッドデッキを設ける予定の家であっても、

ウッドデッキ部分は外構工事として別の業者が請け負うこともあります。

知っておきたい外構工事の費用の目安

外構工事の費用目安についてもお話ししていきます。

外構工事の費用目安として、塀や駐車場、門扉、

そして造園やウッドデッキについて解説していきます。

まず、塀は2m程度で約5万円が相場です。

もちろん塀の材質や工法、デザインによって異なりますが、

この金額を目安に考えると分かりやすいかもしれません。

この相場を目安に塀を作る長さをかけていきます。

例えば、周囲30mであれば約65万円が目安となる計算です。

車場はカーポート付きの充実したものであれば車1台分が50万円程度です。

カーポート不要でコンクリート敷にすれば1台15万円程度、

アスファルトであれば8万円程度が目安になります。

車はクラウンやアルファードといった大型の普通車であっても

15平方メートルあれば収まるため、これが目安です。

門扉はインタフォンや門柱といったもの一式を組み合わせると30万円程度が予算です。

造園に関しては予算がとても幅広く、デザインによって大幅に異なります。

ざっと紹介していくと、数万円から100万円を超えるものまであります。

目安としては植物を植える植栽工事が20～40万円程度、

照明灯が10万円程度、アプローチは約10～30万円といったものになります。

もちろん植栽は本数によってこれよりも高額になるほか、

岩や池などを作れば、更に費用がかかる傾向です。

逆に造園をほとんど行わず、ワンポイントに植栽1本という場合は数万円で済む場合もあります。

ウッドデッキは約20～40万円程度です。

これは広さやデザインの他、使用する木材によって異なります。

類似のものとしてタイルテラスがあり、こちらは約30～80万円程度が目安になります。

ウッドデッキは天然木を使っているので、将来的にリフォームを考慮しておくことが重要です。

外構工事は、一言で言っても様々な工事が含まれます。

建物以外一切の工事を指すので、その費用も余裕をもって用意しておくことがおすすめです。

また、駐車場も費用を節約するために軽自動車用の小さなスペースを作るのではなく、

来客なども考慮して大き目に作っておくのもポイントといえます。