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建物を腐食から守る!コンクリートの寿命をのばす防食工事


 

どんなに堅牢な建物でも時がたつに連れで徐々に劣化は進みます。

劣化にもいろいろな種類がありますが、最もやっかいで深刻な被害につながるのが「腐食」です。

強固なコンクリートや金属も腐食の危険性は避けられません。

建築寿命は常に腐食との戦いです。

建築物の大敵である腐食を防ぐのが防食工事です。

防食工事技術の進歩により建築寿命は飛躍的に伸びています。

今回は、建築物を守る防食工事について紹介します。

 

 


防食工事とは

防食工事とは主にコンクリート造の建築物に対して行われる防護処理工事の一種です。

コンクリート造は木造に比べてはるかに堅牢で耐久性も高いと考えられていました。

2世紀初頭にかけて急激にコンクリート造の建築物が増加しましたが、

その後の研究により当初想定されていたよりもずっとコンクリートの寿命が低いことが判明しました。

コンクリートの主原料であるセメントは強いアルカリ性ですが、

雨水や空気中に含まれるさまざまな化学成分と反応し中性化する性質を持ちます。

中性化した部分は強度を失い粉末化したりクラックにより剥落したりと

コンクリートの深刻な強度低下を引き起こします。

さらに、コンクリートの高い吸水性によって集められた水分は内部の鉄筋を腐食を引き起こします。

セメントが劣化し鉄筋が腐食したコンクリートは強度が著しく低下し建物倒壊の危険性も考えられます。

防食工事はこのようなコンクリートの腐食による劣化を防ぐために開発された工事です。

適切に防食工事が施されたコンクリートは劣化が発生しません。

長期間堅牢性が守られるので安全に建物を使用することができます。

新しい建築物はほぼ全て建築段階で防食工事が行われています。

古いコンクリート造の建物にメンテナンスで防食工事を施せば耐久性が回復し寿命も延びます。

 

 

防食工事の種類

腐食による劣化を防ぐ防食工事には場所や素材に合わせていろいろな種類があります。

コンクリートの表面に防食性の高いトップコートを塗装する方法が防食ライニング工事です。

どんな場所でも工事できるので広く一般に用いられる工法です。

作業内容事態は一般の塗装工程とほぼ同じなので

工期が短くどのような形状の場所でも対応できるのが特徴です。

コンクリートの強度を高めるために

FRPを貼りつけてからトップコートを塗装するのERPライニング工事です。

防食効果はライニング工事と同程度に高く、

FRPでした字を作成することでコンクリートの耐久性回復と防食処理を同時に行えます。

下水道や化学物質タンクなど

腐食のリスクの高い過酷な環境で使われる種類の工法がKSライニング工法です。

特殊な防食材を用いて表面に防食層を形成しさまざまな腐食を防ぎます。

スプレー施工にも対応しているので広い範囲も一気に処理できます。

どの種類の工法が最適なのかは求められる防食レベルや作業場所の形状によって異なります。

実際の施工では入念に下見をした上で工法が決定されます。

 

 


防食工事に必要な許可

建築工事を行うためにはそれぞれの作業内容ごとの建設業許可が必要になります。

建設業許可は全部で28ありますが、その中に防食工事という項目はありません。

防食工事という項目はないものの実際の作業内容に応じた建設業許可は必要です。

防食には専用の防食塗料による塗装作業が必要になるため

建設業許可のうち塗装工事業の許可が必要になります。

また防食工事は同時に防水工事になることがほとんどなので防水工事業の許可も必要です。

電気防食工事については上記の許可ではなく電気工事業の許可が必要です。

その他にも防食工事の過程で建物の修繕などをする場合は

対応する左官工事業やとび・土工工事業など対応する許可が必要になります。

 

 


まとめ

防食工事は建築物を守る大切な工事です。

環境条件にあう適切な防食工事を行って建物を保護してください。

 

愛知県の左官・防食工事・外構工事は早川技建にお任せ下さい。


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2021/02/26

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